★CO2減[過大に試算]

家電エコポイント、検査院指摘  
 家電エコポイント制度による二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果を会計検査院独自に試算すると、年間21万トンにとどまり、政府がこれまで示してきた結果の8%にすぎなかった。また、家電を新たに買ったことで排出量が増えた面もあるという。
 家電エコポイントは2009年5月に開始。省エネ効果が高いとされる製品を買うとポイントを得られた。11年3月まで続き、この間、環境、経済産業、総務3省は計約7千億円の予算を組んだ。
 環境省は当初、CO2削減効果を年間400万トンと公表したが、計算の粗さを指摘され、11年6月に273万トンに改めていた。
 検査院がこの試算を詳しく調べると、273万トンの内訳は、持っていた古い家電を買い替える分が264万トン、新たに家電を買う際に省エネ効果が高い製品を選ぶことで9万トン、とはじいていた。古い家電は11~14年前の製品を買い替えると想定していた。
 これに対し検査院は「家庭で10年以上前の家電をそのまま使っているとは考えにくい」などとして、09~11年に一般的に売られている家電とエコポイント対象家電を比べて計算。また環境省が家電の出荷台数をもとにしたのに対し、エコポイントの申請台数で再計算した。すると買換えによる効果は13万6千トン、新規購入による効果は7万3千トンにとどまった。
 さらにエコポイントが消費を刺激し、家電の台数や消費電力が増えた面もあると指摘。制度を導入しないよりはましだったにせよ、結果的に排出量は173万トン増えたと試算した。

出典:朝日新聞(24年10月12日朝刊)

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アジェンダ21

Author:アジェンダ21
神奈川県地球温暖化防止活動推進センター
NPO法人かながわアジェンダ推進センター

http://www.kccca.jp/

カウンター
最新記事
リンク
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示